アリアとボーダーと魔法使い

ウーニャの探索、探索自体行きたいとは思ってなかった。
というのもフィールド最強と言われているゴブリンジェネラルを、倒してしまうような戦力で、ウーニャの敵を相手にするわけだ、倒せないわけが無い
じゃなぜついていったかというと、アリアの魔法使いは噂どおりなのかを確認する為だった。


ウーニャ遠征時は、ボーダーの民のみでPTを組んだ為、アリアの人達の戦い方を横から見るだけとなったが、その後エッグへ行くと言う話になり、やっとアリアの人達と同じPTに入る事が出来た。
同じPTに入った事で、誰がどんな魔法をどのタイミングで使用しているかがわかるようになる。


ログを見ていてわかったのだが、強化系の魔法や回復系の魔法の使い方が巧いのだ
ボーダーの魔法使いが下手だとは言っていない、ボーダーでも鎧や能力上昇を事前にかけて戦いに備えている


じゃあ何が違うのか?


それは魔法の種類と魔法に対する理解である
わかりきった事だが、アリアは魔法国家である、アリアへ行けば多彩な魔法が手に入る、実際私を含め多くの魔法使いがアリアへ呪文書を買いに出かけている
しかし派手な攻撃呪文に目が奪われそれを買ってしまう
実際のPT戦でも前衛が倒れる前に魔法で倒す!
よって、近接職がタゲを取ったら、魔弾や雷等の攻撃呪文の雨・・・
もちろんボーダーの魔法使いが全てそうだとは言っていない


アリアの考え方は、まず前衛の能力を最大限生かす事を考えて魔法を使っている事だ
近接職の攻撃力を上げる為の「能力上昇」、HPを増やして生存率を上げる為の「耐久力上昇」等・・・
たまたま昨日のエッグでの戦い方が、そうだっただけなのかもしれないが、前衛の力で倒せる敵に対しては、一切の攻撃魔法を使わない
前衛では倒せない又は前線が崩壊しそうになって初めて、魔法の持つ圧倒的な攻撃力でもって敵を倒す




アリアの人と話していて驚いた事が2つある
1つ目は「京さんは何系ですか?」と聞かれた事だ、実はこんな質問はされた事が無い

ボーダーの魔法使いは、一部を除いて攻撃、回復、強化を平均して上げているようだ
よって魔法職という一つの職業でくくられる事になる
しかしアリアでは、回復系や攻撃系等に特化した魔法使いがいるようだ、実際回復系のスキルを一切上げていない魔法使いもいると聞く
まぁ魔法使いの人口が多いからこんな事が可能なのかもしれない


2つ目は、前衛がどのような状況でどんな支援がもらえたら良いのかということを、話している事である
例えばこの敵の場合は「能力上昇」がほしいが、あの敵では「耐久力上昇」がほしいといった内容だ
こんな話をボーダーではしていただろうか??
魔法職は「鎧」と「能力上昇」をかけ、戦闘職は「テクニカルポーション」を飲む
このワンパターンではなかったか??




ボーダーでは。魔法の持つ火力が問題で戦闘職の存在価値が無いといった問題が出ている
この問題を解決する為には、魔法職側及び戦闘職側双方の理解が必要と考える


エッグ終了後、娘の京をアリアへ留学に行かせた。
目的はボーダーとアリアの違いを肌で感じる為である
漠然とした目的ではあるが、ボーダーを更に良い町にする為には、アリアの良い部分を取り入れる事ではないかと思う


まぁただの観光という話もあるんだが。。。w